冬山旭岳の体感温度を予測

今回は冬の旭岳と体感気温について考えます。 冬の旭岳に登るときに私が参考にしている気温があります。 東川町の気温です。 東川町の中心地区は北町といいます。 町の中心で海抜平均が215mになります。 旭岳の山頂が2291mですので、約2000mの標高差があります。 100m標高が高くなると0.6℃寒くなります。 2000mですと12℃ほど寒くなる計算になります。 2026年1月26日の東川町の最低気温は朝方で ー20.2℃でした。 日の出と共に行動すると、お昼までには山頂に着く計算になります。 平地は ー10℃くらいまで気温が上がると予測し その気温を基準に考えます。 お昼ころでも 山頂は ー22℃までしか気温の上昇が期待できません。 さらに、ここに風の強さをプラスします。 0℃で毎秒17mの風があれば、無風時の ー20℃に相当します。 風速が毎秒1m増すごとに、体感温度は約1℃下がるとも言われており、 体が濡れた状態だと、毎秒1mに対して、1.1~1.7℃も、 皮膚温度の低下を招きます。 冬の旭岳の風速の参考になる数字はありませんが、 私は、穏やかな日でも9合目のふきっさらしは、 「雄風/風力階級6」クラスの風は覚悟しています。 「雄風/風力階級6」とは、毎秒10.8~13.8mの風の強さのことで、 平地の感覚でいうと、傘が差しにくい程度の風と思ってください。 山頂の気温が、ー22℃に、風力階級6をプラスし、 体感気温は ー32℃ を覚悟することになります。 防寒着の着用で耐えられるのは、ー20℃までです。 ー30℃を下回ったら、防寒着を着てても危険ですが、 山頂の最低気温がー20℃の前半なら、 体感気温が下がらないように対策が練れそうです。 厳冬期の旭岳で体感気温がー30℃を下回ることは、珍しくありません。 あらかじめ、山頂気温と最低体感気温の予測をたてることで、 持参する装備や着衣が吟味でき、 冬山の旭岳に入りやすくなると考えています。

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