冬の旭岳をトレッキングしていると、急な天気の移り変わりで目の前が真っ白になることは、よくあります。
ホワイトアウトにも天候によって、短かったり長かったり、視界がゼロなんてことも山人は経験しています。
本州から来る方にとっては、大雪山旭岳のホワイトアウトは、「怖い」という声を聞きます。
実は私にとっても、ホワイトアウトは実は平地でも山でも恐ろしいものです。
脅威であるからこそ、事前に何日も前から天気図を確認して、先の天気の予想も把握してから
山に入っています。それでもホワイトアウトには巻き込まれることがありますので、その時に
どのように安全を確保するかを、今日はお話ししたいと思います。
特に、私と一緒に冬山トレッキングに入る方は、是非ご覧ください。
自然の脅威を認識しつつ、少しでも不安が解消され、ホワイトアウトの準備をして
冬山に入ることをお薦めいたします。
冬山の大雪山・旭岳をトレッキングをしていると、
ホワイトアウトで視界不良の中を歩く場合があります。
今日は、私がガイドロープを使用するときに
お客さまに予め知っておいて欲しいポイントがあるので、
そのことをお話ししたいと思います。
1.ガイドロープを使う場面が来ましたら、まずはじめに、参加者のみなさま全員を集めます。
2.私がガイドロープを出します。
この時
3.皆さんは、リュックのチェストベルト、ヒップベルトを外して お待ちください。
4.私がスリングを皆さまの首にかけます。
そうしたら、リュックから片方の肩を出して、
スリングを「たすき掛け」になるように、腕を通して
リュックを元通りに背負ってください。
5.元通りになったことを 私が確認をして、オッケーだった方から、
スリングにカラビナを通します。
6.全員付け終わったら、歩く順番に 私のほうでロープをカラビナに付けます。
皆さんは、ロープの操作も、カラビナの操作も不要です。歩く順番も山人がご案内します。
ガイドロープが繋がったら、前のロープを道しるべに歩きます。
この時、できるだけ前のロープを踏まないで、たるんだ状態で
進んでください。
視界が20メートルほどになったら、読図や地形での判断は
難しくなります。
(馴れない読図を吹雪の中で行うと、不安だけが大きくなると思います。
その場合は、数え切れないほど、ホワイトアウトに遭っている山人に託してください。)
ご自分の先に繋がったロープを頼りに歩いてください。(ロープの先には山人が先導していますから)
ホワイトアウトで全員の安全を確保する場合は、
山人(やもうど)の私が牽引しますので、
皆さんは体を冷やさないことに力を注いで、
ポケットから行動食を手袋を脱がずに食べれるように準備して、
こまめに食べるようにしてください。
※行動食は必ず、忘れずに摂取してください。
雪山で唯一、体内から熱を作ることができる大切なものです。
万が一、歩行が困難と判断したときは、
退避場所を確保します。この時は、皆さんにも手伝ってもらうと思います。
動いていなほうが、体が急速に冷えますので、動きましょう。
簡易テントを張るか、雪洞を掘るかは
その時の状況によりますが、山人がスコップで雪を書き出します。
その雪で、雪洞周囲を固めたり、壁をつくったり、お手伝いお願いします!
せっかくなので楽しみましょう。
話しが脱線してしまいましたが、
今日は、山で、私とガイドロープを繋ぐときに
事前に知っておいてもらいたいことを
お話ししました。
