十勝連邦の主峰2077mの十勝岳をご案内します。 今回は、火山活動についてみていきます。 十勝岳は、過去1万年の間に、 焼山火口(やきやまかこう) 雲ノ平火砕丘(くものだいらかさいきゅう) 北向火口(きたむき) 摺鉢火口 昭和火口 グラウンド火口 中央火口(大正火口を含む) 62火口群 ヌッカクシ火口(安政火口、もしくは旧噴火口) にて、水蒸気噴火やマグマ噴火が繰り返し発生しています。 20世紀以降では、1926年、1962年、1988年-1989年の 3回の噴火活動が発生しています。 死者・行方不明者144名を出した1926年5月24日の噴火は、 火口が崩壊し、高温の岩屑なだれが発生しました。 これが周囲の積雪を融かし、大規模な泥流となって麓の集落を襲いました。 泥流は、爆発後わずか25分あまりで、 火口から約25㎞離れた上富良野原野にまで達しました。 現在、美瑛や上富良野の地形はこのような火山活動の歴史にあります。 1926年の噴火により大正火口が形成され、 62火口群が形成されます。 1988-1989年の噴火活動は62火口群の62-2火口で発生しています。 1988.12.10-15に小規模な噴火が起こり、16日に噴火、 水蒸気噴火とマグマ水蒸気噴火は合計で28回発生しました。 2004年に発生した水蒸気噴火が十勝岳における最新の噴火観測記録となっています。 2026年に入り、62火口縁上の噴煙の高さが300mを観測される日が2回、 200mが1回ありました。大正火口でも200mが1回観測されています。 避難小屋近くの観測点での地震も17日は大変多かったことが確認されており、 十勝岳の火山活動が活発であることが伺えます。(気象庁データ) 私が十勝岳に入るときは、ヘルメットやゴーグル、バラクラバをもっていきます。 三角巾、ファストエイド、サムスプリントは必須です。 雪山で、ショベルやビーコン、プローブを所持するように、 私は活火山であることを肝に銘じて十勝岳を楽みたいと考えています。
