• 致知12月号の特集より

    執念

    執念

    あまり良い言葉の印象がない言葉ですが、
    ここ一番、一極集中して力を発揮しようとしますとき、
    執念でやり遂げる強い心が、私には必要であることを
    改めて考えさせらましたのでございます。

    どこか、自分が利口そうに振る舞おうとしてでありましょうか?
    強い思いを敬遠してしまう傾向が随所に見られるのでございます。
    中道という大変良い言葉がありますが、
    私は、この中道を都合の良いときに利用して自分の行動の不甲斐なさを
    納得させようとしておることがあるやもしれません。
    積極的に行動しなくてはならないときに、ブレーキをかけ、
    逃げ道に走り出したり・・・なんとも情けない者でございます。

    執念という言葉、改めて辞書を引きますと、
    執行、執事などという言葉が出て参ります。
    「執」という文字の解字を記載しますと、
    手かせ
    と、
    人が両手を出してひざまずいた姿
    を合わせた文字のようでございます(藤堂明保氏・解釈による)
    この文字から連想しますに、それは究極的に逃げられないような姿が
    目に浮かびます。

    執念を考えるときに、逃げ場はない。
    手かせをされて強いられても、その一念を果たす

    覚悟

    が感じられてくるのでございます。

    執念。

    私の覚悟に、今一度、自省の時を持ちたいと存じます。

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