• 九患、その1

    志有るも時無し

    この言葉を目にしましたのは、
    恐らく、20代前半、東京のソフトウェア開発の会社で上司だった部長が作成していた
    「虎の巻」に書かれていた言葉だったと記憶しております。

    その「九患」のひとつ

     ~ 志有るも時無し ~

    を味わいたいと存じます。


    ビジョン、目標、方針・・・色々な言葉がござますが、

    士:つかえるもの・・・士はおそらく戦士階級として、王につかえたものであろ・・・( 白川 静 氏)

    自身の「心」を低頭し、士の底にぐっと根を張る、そんな究極的覚悟の状態を

    「志」

    と申したのかもしれません。

    現在、自身のおる状況で、「志」という一語を語るには、
    あまりに軟弱で、愚かな心もちであることを痛切に感じながら、

         己の志は、真に迫っているか、

         覚悟を決めた決断か

    問われるのでございます。

         平和ボケ

         経済的充足の優先ボケ

         生きているのが当たり前の大ボケ

    ボケた自身を省みて、

    戦士が命懸けで王に仕えた、その覚悟をもって、

    立てた志(立志)

    ・・・私なんぞが、立志などと恐れ多いですが、しょうもない次元であったとしましても・・・

    この志を成すべき時を切り拓いていく・・・

    「時を知る」ことは、これまた難儀なことでございます。

       欲張っても
       怠けても
       病気になっても
       傷ついても

    心が作用する人間でありますから、機械的に「時」を判断できることは無いのかもしれません。

    しかし、「時がある」のです。

    時を逸すと、志があっても

    実を結ぶことは難しいことでございましょう。

    「時を逸した」

    ことは過去になって、初めて気づくことであります。
    沢山の時を逸して、

       志有るも時無し

    自身に鑑みるとき、

    大きな患いがあることに向き合うのでございます。

    向き合えたことに、感謝したいと存じます。

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